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新型ヴェゼルは「ひどい」のか?2026年10月改良後の不満点6つと後悔しない選び方

新型ヴェゼルは「ひどい」のか? 改良後の不満点6つと後悔しない選び方

新型ヴェゼルが「ひどい」と言われる理由は、走行性能や安全性に致命的な欠陥があるからではありません。不満の中心は、ハイブリッドで300万円を超える価格、高速道路の長距離で伸びにくい燃費、4人分の旅行荷物には足りないと感じることがある荷室、全幅1,790mmのサイズ、グレードごとの装備差といった「期待とのズレ」です。2026年10月23日発売の改良モデルでは後席の快適装備が充実した一方、ガソリン車のGは4WDのみの設定で、e:HEV RSは今回の発表の対象に含まれていません。

この記事では、2026年10月22日のHonda公式発表と公式サイトの諸元、国土交通省へのリコール届出をもとに、ヴェゼルの不満点を6つに整理し、買って満足しやすい人と別の車も比べた方がよい人の線引きまで解説します。情報は2026年10月29日時点のものです。

目次

先に結論:新型ヴェゼルが「ひどい」かどうかは予算・乗車人数・走る道で決まる

結論として、新型ヴェゼルは「誰にとってもひどい車」ではありません。e:HEVのモーター主体のなめらかな加速、FFで25.3〜26.0km/L(WLTCモード)の燃費、燃料タンクを前席の下に置くセンタータンクレイアウトによる広い後席足元は、多くのオーナーやメディアが評価している部分です。不満が出やすいのは、「コンパクトSUVだから手頃な価格で、家族旅行も長距離もこなせるはず」と期待して選んだ場合です。

大まかな目安として、1〜3人での通勤・買い物・送迎が中心で、車両本体の予算を300万〜370万円程度で考えている人は満足しやすい車です。一方で、4人乗車で泊まりがけの旅行が多い人、高速道路の長距離移動が中心の人、280万円以下でFFのガソリン車を探している人は、購入前にほかの車種とも比べておくと後悔を避けやすくなります。

「新型ヴェゼル」は2026年10月23日発売のマイナーモデルチェンジ版を指す

現行の2代目ヴェゼルは2021年4月に登場し、2024年4月のマイナーチェンジ、2025年10月のe:HEV RS追加を経て、2026年10月22日にマイナーモデルチェンジが発表され、10月23日に発売されました。今回の主な変更点は、Gとe:HEV Xへのリアベンチレーションと後席用USBチャージャー(Type-C、2個)の追加、e:HEV Xへの運転席・助手席シートヒーターの追加、e:HEV Z系のホイールアーチとバンパーガーニッシュのボディー同色化、全車のヘッドライトインナーレンズのブラック化です。発表資料の主な変更点に、パワートレインに関する項目はありません。

2026年10月29日時点のHonda公式サイトのタイプ一覧に掲載されている価格と燃費は次のとおりです。

タイプ・駆動価格(税込)WLTCモード燃費
G・4WD277万7,500円15.0km/L
e:HEV X・FF303万9,300円26.0km/L
e:HEV X・4WD325万9,300円21.5km/L
e:HEV Z・FF328万7,900円25.3km/L
e:HEV Z・4WD350万7,900円21.3km/L
e:HEV Z・PLaYパッケージ・FF366万5,200円25.3km/L
e:HEV Z・PLaYパッケージ・4WD388万5,200円21.3km/L

価格はメーカー希望小売価格で、メーカーオプション、有料ボディーカラー、税金、登録諸費用は含まれていません。なお、2025年10月に追加されたe:HEV RSは、今回の発表の価格表にも、10月29日時点の公式タイプ一覧にも掲載されていません。一部の自動車メディアは新グレードの追加を報じていますが、Hondaからの正式な発表は確認できていないため、RSを検討している人は販売店で受注状況を確認してください。

不満点1:e:HEVは300万円超えで、ガソリンのGは4WDのみの設定

ヴェゼルが「高くなった」と言われるのは事実ベースでも裏付けがあります。ハイブリッドで最も安いe:HEV X・FFが303万9,300円、売れ筋になりやすいe:HEV Z・FFが328万7,900円で、e:HEV Z・PLaYパッケージの4WDは388万5,200円です。さらにボディーカラーによっては3万8,500円〜10万4,500円が加算され、メーカーオプションや諸費用を含めた支払総額は車両本体価格よりも上がります。2025年10月の一部改良時にも、グレードにより約7万〜14万円の値上げが報じられていました。

もう一つ注意したいのが、ガソリン車のGが4WDのみの設定になっている点です。277万7,500円とシリーズで最も安いものの、雪の少ない地域で「FFのガソリン車を安く買いたい」という選び方はできません。Gとe:HEV X・FFの価格差は26万1,800円ですが、WLTCモード燃費はGが15.0km/L、e:HEV X・FFが26.0km/Lです。年間1万kmを走り、ガソリン価格を1Lあたり170円と仮定すると、燃料代はGが約11万3,000円、e:HEV X・FFが約6万5,000円で、年間約4万8,000円の差になります。実際の燃費は走り方で変わりますが、走行距離が多い人ほど「安いGを選んだのに思ったほど得にならない」と感じやすい構造です。

不満点2:高速道路の長距離が多いと、カタログ燃費との差を感じやすい

e:HEVは、市街地ではモーター主体で走り、高速巡航ではエンジンの力を直接タイヤに伝える領域を使う仕組みです。発進と加減速が多い街乗りでは燃費の良さを実感しやすい一方、一定速度で長く走る高速道路ではハイブリッドの強みが出にくくなります。Honda公式サイトに掲載されたオーナー投稿でも、高い速度域での燃費を不満点に挙げている例があります。

また、強く加速したときや上り坂ではエンジン回転が上がり、普段の静かさとの差から音が気になるという声もあります。冬場の暖房使用や4WD(21.3〜21.5km/L)でも燃費は下がりやすいため、毎日の通勤で高速道路を長く走る人は、試乗で高速の合流や上り坂まで確認しておくと安心です。

不満点3:18インチのZ系は乗り心地の硬さと小回りで好みが分かれる

e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージは18インチホイールを履き、最小回転半径は5.5mです。16インチのGとe:HEV Xは5.3mで、狭い住宅街の交差点やコインパーキングでは、この0.2mの差で切り返しの回数が変わることがあります。口コミでは、路面の継ぎ目や段差での突き上げ、ロードノイズを気にする声も見られます。

乗り心地は個人の感じ方による部分が大きいため、「硬いからひどい」と一律に判断することはできません。ただし、見た目の好みでZ系を選んだあとに乗り心地や取り回しで後悔するケースを避けるには、XとZ系の両方に試乗し、可能であれば荒れた路面や狭い道も走らせてもらうのが確実です。

不満点4:4人乗車で旅行に出ると荷室が足りないと感じることがある

ヴェゼルは5人乗りのコンパクトSUVで、センタータンクレイアウトのおかげで後席の足元はこのクラスとしては余裕があります。後席の座面を跳ね上げて観葉植物やベビーカーなど背の高い荷物を積めるのも、ほかのSUVにはあまりない便利な機能です。

一方で、クーペのように後ろへ傾斜したルーフ形状のため、荷室の高さには限りがあります。前述のオーナー投稿でも、4人で荷物の多い旅行をするなら一つ上のクラスを勧めるという趣旨の声がありました。2〜3人での利用や日常の買い物なら困りにくいものの、4人分のスーツケースやキャンプ道具を頻繁に積む家庭は、普段の荷物を持って実車で積み込みを試すことをおすすめします。

不満点5:全高1,580mm以上で、全高1,550mm制限の機械式駐車場には入らない

ヴェゼルのボディサイズは、全長4,340mm、全幅1,790mm、全高1,580mm(G・e:HEV X)または1,590mm(e:HEV Z系)です。都市部のマンションに多い機械式駐車場は全高1,550mm制限のところが多く、ヴェゼルは入りません。全幅も5ナンバー車の上限である1,700mmより90mm広いため、全幅1,800mm制限の区画ではドアミラーを含めた余裕がほとんどありません。

購入後に「駐車場に入らない」という後悔は取り返しがききにくいため、自宅や勤務先、よく使う駐車場の全高・全幅の制限を、契約前に管理会社や契約書で確認しておきましょう。

不満点6:グレード間の装備差が大きく、RSや新グレードを待つか迷いやすい

ヴェゼルはグレードによって装備の差がはっきりしています。たとえば、Honda CONNECTディスプレーとETC2.0車載器、ワイヤレス充電器はe:HEV Z・PLaYパッケージで標準となり、ほかのタイプではメーカーオプションです。メーカーオプションは注文後に追加できないため、「あとで付ければいい」と考えていると後悔につながります。また、急アクセル抑制機能は工場出荷時に機能がオフになっており、使う場合は販売店での設定が必要とされています。

さらに、現行の2代目は登場から5年以上が経ち、一部の自動車メディアではe:HEV RSの扱いや新グレードの追加、将来のフルモデルチェンジについての予想記事が出ています。ただし、いずれもHondaが正式に発表した内容ではありません。待つ期間が長くなるほど、今の車の車検や下取り時期とのずれが大きくなる点も含めて判断することが大切です。

2026年10月にはヴェゼルも対象のリコールが届け出られている

Hondaは2026年10月22日、ステップワゴンやヴェゼルなど8車種のリコール(届出番号5891)を国土交通省に届け出ました。ボディコントロールモジュールに誤った仕様のコンデンサーが組み付けられ、電源を切ったあとも過大な待機電流が流れてバッテリーが上がり、エンジンやパワーシステムが始動できなくなるおそれがあるという内容です。改善措置は、モジュールを良品に交換し、バッテリーを点検して異常があれば新品に交換するものです。

報道によると、対象は2024年12月23日〜2025年7月2日に製作された8車種合計1万5,191台です。2026年10月23日発売の改良モデルを新車で注文する人よりも、登録済み未使用車や中古車でヴェゼルを探している人が確認したい情報です。対象かどうかは車検証の車台番号で確認でき、購入前に販売店へ改修済みかどうかを確認しておくと安心です。

弱点ばかりではない:ヴェゼルが選ばれ続けている理由

ここまで不満点を中心に整理しましたが、ヴェゼルには評価されている点も多くあります。e:HEVはモーターで走る場面が多く、街中では静かで力強い加速が得られます。e:HEV X・FFのWLTCモード燃費26.0km/Lは、日常の燃料代を抑えたい人にとって大きな魅力です。

また、安全運転支援システムのHonda SENSINGは全タイプに標準装備され、今回の改良ではe:HEV Xに前席シートヒーターと後席の送風口・USB Type-Cが加わり、手の届きやすいグレードの満足度が上がりました。運転席からの見晴らしの良さや、後席とシートアレンジの使い勝手を理由に選ぶオーナーも多い車です。

用途別に見る、新型ヴェゼルで満足しやすい人と後悔しやすい人

ここまでの内容を、使い方別に整理すると次のようになります。

使い方判定理由
1〜2人の通勤・街乗りが中心向いているe:HEV X・FFは燃費26.0km/Lで小回りも利く
子ども1〜2人の送迎や買い物向いている後席足元が広く、改良で後席USBと送風口も追加
雪道を走るため4WDが必須要比較Gは燃費15.0km/L、e:HEVの4WDは325万円台から
4人で泊まりがけの旅行が多い要比較荷室の高さに限りがあり、荷物が多いと不足しやすい
高速道路の長距離通勤が中心要比較一定速度の巡航ではハイブリッドの強みが出にくい
全高1,550mm制限の機械式駐車場を使う不向き全高1,580〜1,590mmのため入らない
280万円以下でFFの車を探している不向きFFはe:HEV Xの303万9,300円から

「要比較」となった人は、同じクラスのトヨタのカローラクロスや、ひと回り大きいHondaのZR-Vなども候補に入れて比べると判断がぶれにくくなります。カローラクロスの注意点はカローラクロスで後悔しやすい6つの理由、ZR-Vの納期はZR-Vの最新の納期目安で整理しています。車選び全般の失敗パターンは買って後悔しやすい車の10タイプも参考になります。

契約前に確認したいのは試乗ルート・グレード差・荷室・駐車場・見積もりの5点

「ひどい」と感じる原因の多くは、購入前の確認で防げます。契約前に、少なくとも次の5点をチェックしておくことをおすすめします。

  1. 試乗では街中だけでなく、上り坂や高速道路の合流まで走り、エンジンがかかったときの音と加速を確認する
  2. e:HEV XとZ系の両方に乗り、16インチと18インチの乗り心地、5.3mと5.5mの小回りの差を比べる
  3. 家族全員で乗り、よく積む荷物(ベビーカー、スーツケース、ゴルフバッグなど)を実際に載せてみる
  4. 自宅や勤務先の駐車場の全高・全幅制限を確認し、全高1,580mm以上・全幅1,790mmが収まるかを測る
  5. 見積もりでメーカーオプション、有料色、諸費用、納期をまとめて確認し、RSを検討する場合は受注状況も聞く

納期は改良直後のため、グレードやボディーカラー、販売店によって変わる可能性があります。改良前の傾向はヴェゼルの納期とグレード別の目安、購入後の年間コストはヴェゼルの維持費の内訳で解説しています。

納車までや購入を迷っている期間に車が必要なら月単位の手段も比較したい

今の車を先に下取りに出す場合や、車検の期限と納車日がずれる場合には、数週間から数ヶ月、車のない期間が生まれることがあります。また、ここまでの不満点を知ったうえで「改良モデルの評判や他車種と比べてから決めたい」と判断する人もいるはずです。

この期間を数日単位の短期レンタカーの繰り返しでしのぐと、受け取りと返却の手間が増え、1ヶ月あたりの費用も高くなりやすい傾向があります。販売店で代車が出るかどうかを早めに確認したうえで、カーシェアや月単位で借りられる長期レンタカーも比較しておくと、納車日が前後しても慌てずに済みます。選択肢ごとの違いは車の納期待ち・購入検討中に今すぐ車を使う方法で詳しく紹介しています。

新型ヴェゼルについてよくある質問

Q. 新型ヴェゼルの燃費は実際どのくらいですか?
A. カタログ値はe:HEV X・FFが26.0km/L、e:HEV Z系のFFが25.3km/L、4WDが21.3〜21.5km/L、ガソリンのGが15.0km/L(いずれもWLTCモード)です。実際の燃費は走り方や季節で変わり、街乗りや郊外の一般道ではカタログ値に近づきやすく、高速巡航が多い使い方や暖房を多く使う冬場は下がりやすいと考えておくと安心です。

Q. ガソリン車とe:HEVはどちらを選ぶべきですか?
A. 雪道で4WDが必要で、年間走行距離が少ない人以外は、e:HEVを中心に検討するのが現実的です。2026年10月の改良モデルではガソリン車のGが4WDのみの設定のため、FFを選ぶ場合はe:HEVの各タイプが対象になります。

Q. e:HEV RSは今回の改良で買えなくなったのですか?
A. 2026年10月22日の発表と10月29日時点の公式タイプ一覧にはRSが掲載されていませんが、販売終了や後継モデルについてのHondaの正式な発表は確認できていません。RSを希望する場合は、在庫や受注の状況を販売店で確認してください。

Q. マンスリーゴーでヴェゼルを借りられますか?
A. マンスリーゴーの貸し出しは車両クラス単位で、個別の車種や年式は指定できません。2026年10月時点の料金表にはヴェゼルと同じコンパクトSUVのクラスは掲載されていないため、ヴェゼルの乗り味を確かめる目的には販売店での試乗が適しています。納車待ちの間の移動手段としてであれば、空き状況に応じて利用できるクラスをご案内しています。

まとめ:新型ヴェゼルは「ひどい」のではなく、予算と使い方で評価が分かれるコンパクトSUV

2026年10月時点で整理すると、新型ヴェゼルが「ひどい」と言われる理由は、e:HEVで300万円を超える価格とGの4WD限定設定、高速巡航での燃費、Z系の乗り心地と小回り、4人旅行での荷室、全高・全幅による駐車場の制約、グレード間の装備差の6点に集約されます。どれも車の基本性能が低いということではなく、使い方や予算との相性で評価が大きく分かれる部分です。

1〜3人での街乗りや送迎が中心で、静かで燃費の良いハイブリッドSUVを300万円台で選びたい人にとって、ヴェゼルは満足しやすい車です。とくに今回の改良で装備が充実したe:HEV Xは、価格と内容のバランスを重視する人の有力候補になります。一方で、4人での長距離旅行が多い人、高速道路中心の人、全高1,550mm制限の駐車場を使う人は、ほかのSUVやミニバンと比較してから決めることをおすすめします。中古で探す場合は、リコールの改修状況の確認も忘れないようにしてください。

納車までの間や、今の車を手放してから次の車が決まるまでの期間に車が必要な場合は、長期レンタカーのマンスリーゴーもご検討ください。1週間または1ヶ月単位の料金設定で、任意保険と車検・定期メンテナンスを含む料金体系です。カーリースのような与信審査は原則不要で、契約はオンラインで完結し、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城で配車・引取に対応しています(料金は場所や距離によって異なります)。貸し出しは車両クラス単位で、23歳以上・免許取得から3年以上などの利用条件があります。料金はマンスリーゴーの車両クラス別料金表、補償内容は保険・補償の範囲、手続きの流れは初めての方向けのご利用ガイドでご確認いただけます。空車状況はLINEでご相談ください。

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