クラウンの年間維持費は、自動車税・重量税・自賠責保険料・任意保険料・燃料費を合計すると、ボディタイプとグレードによっておおよそ23万円台から46万円程度が目安になります。これはローンやカーリースの支払い自体を含まない、所有しているだけでかかる費用の合計です。現行クラウンは2022年以降、クロスオーバー・スポーツ・エステート・セダンという4つのボディタイプを展開しており、同じ「クラウン」という車名でも車両価格・車両重量・燃料の種類まで異なるため、一つの数字だけで維持費を語るのは実態に合いません。この記事では、2026年8月28日時点のトヨタ公式サイトの価格・グレード・主要諸元情報をもとに、ボディタイプ別の内訳とシミュレーション、維持費を抑える具体的な方法までを整理します。
クラウンの年間維持費はボディタイプで23万円台〜46万円程度まで差が出る
クラウンの年間維持費は、自動車税・重量税(車検時にまとめて支払う分の年換算)・自賠責保険料・任意保険料・燃料費を合計すると、条件次第でおおよそ23万円台から46万円程度になります。この幅の大きさは、クロスオーバーの実用グレードから、エステートやセダンの上級グレードまで、車両価格に400万円以上の差があることが主な要因です。次の表は、費目ごとの年間目安を年間走行距離8,000km、レギュラーガソリン170円/L(資源エネルギー庁の価格調査をもとにした編集部の目安、2026年8月時点)という条件でまとめたものです。
| 費目 | 年間目安 | 月換算 |
| 自動車税 | 0円(PHEV・FCEVは東京都で6年間免除)〜43,500円 | 約0〜3,625円 |
| 重量税(車検時の年換算) | 約6,200円〜20,500円 | 約515円〜1,700円 |
| 自賠責保険料(年換算) | 8,825円 | 約735円 |
| 任意保険料 | 年齢・等級により変動(目安6万〜25万円程度) | ― |
| 燃料費(年間8,000km想定) | 約61,000円〜97,000円 | 約5,100円〜8,100円 |
実際の金額は、走行距離や保険の契約内容、選ぶボディタイプ・グレード・駆動方式によっても変わります。次の章から、費目ごとに最新情報を確認していきます。
自動車税はグレードに関わらず年43,500円、PHEV・FCEVは東京都で6年間免除
クラウンの自動車税は、総排気量2,001cc〜2,500ccの乗用車に適用される税率で、2019年10月1日以後に初回新規登録した自家用乗用車であれば年間43,500円です。クロスオーバーの2.5Lハイブリッド(2,487cc)とスポーツ・エステートの2.5Lハイブリッド・PHEV、そしてクロスオーバーRSの2.4Lターボ(2,393cc)は、いずれもこの排気量帯に入るため、ボディタイプやグレードが違っても自動車税額は変わりません。東京都主税局が公開している自動車税の税率表(2026年8月時点)でも、2リットル超、2.5リットル以下の自家用乗用車の税額は、2019年10月以後登録車で43,500円、2019年9月30日以前登録車で45,000円とされています。
一方、スポーツ・エステートのPHEVグレードと、セダンのFCEV(燃料電池車)グレードは、東京都の「ZEV導入促進税制」の対象になります。この制度では、初回新規登録した年度の自動車税(月割分)と、翌年度から5年度分の自動車税が課税免除になるため、実質的に6年間は自動車税がかかりません。これは東京都独自の制度のため、他の道府県にお住まいの場合は減免内容が異なる可能性があります。お住まいの自治体の最新情報を確認しておくと安心です。
重量税は車両重量0.5トンごとに変わり、クロスオーバーは「1.5トン超2トン以下」が目安
重量税は、新車購入時と車検のタイミングでまとめて支払う税金で、車両重量0.5トンごとに税額区分が変わります。国土交通省が公表している税額表の仕組みでは、自家用乗用車の標準税率(本則)は0.5トンあたり年4,100円で、エコカー減税の適用状況に応じて25%減・50%減・免税(0円)のいずれかが適用されます。新車購入時は初回車検までの3年分、以降の車検では2年分をまとめて一括で支払います。
トヨタ公式の主要諸元情報(2026年8月時点)や複数の車両情報サイトを確認すると、クロスオーバーの車両重量はグレードによっておおむね1,750kg〜1,910kg程度で、いずれも「1.5トン超、2トン以下」の区分に入ります。この区分の標準税率は年間16,400円で、エコカー減税50%が適用されれば年間8,200円が目安になります。一方、スポーツ・エステートのPHEVやセダンのFCEVはバッテリーや燃料電池システムを搭載する分、車両重量が重くなる傾向があり、「2トン超、2.5トン以下」の区分(標準税率で年間20,500円)に入る可能性があります。PHEV・FCEVは新車購入時の重量税が免税になるケースも多いため、正確な区分と軽減率は、購入予定グレードのディーラー見積書で確認することをおすすめします。
ボディタイプ別の価格とグレード構成を比較する
クロスオーバーは440万円台から685万円、ターボのRSだけハイオク仕様
クロスオーバーは、G(5,150,000円)・Z(5,950,000円)・RS(6,700,000円)を中心に、70周年記念グレードのZ”THE 70th”(6,000,000円)・RS”THE 70th”(6,800,000円)まで、5グレードが用意されています(トヨタ公式サイト、2026年8月28日時点)。ここで見落とされやすいのが燃料の種類です。トヨタ公式のよくある質問によると、G・Zの2.5Lハイブリッドは無鉛レギュラーガソリンですが、RSの2.4Lターボハイブリッドは無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリン指定です。クロスオーバーの中でRSだけがハイオク仕様である点は、燃料費を比較するうえで見落とされがちなポイントです。
スポーツとエステートはPHEVを選ぶと燃料費を抑えられる可能性がある
スポーツはG(5,200,000円)・Z(5,900,000円)・RS(プラグインハイブリッド、7,650,000円)、エステートはZ(6,350,000円)・RS(プラグインハイブリッド、8,100,000円)という構成です(70周年記念グレードを除く、トヨタ公式サイト2026年8月28日時点)。RSグレードはいずれもプラグインハイブリッドで、スポーツはEV走行距離90km、エステートは89kmが公式値として示されています。日常の通勤や買い物といった短い移動が中心であれば、自宅充電を活用してガソリンをほとんど使わずに走れる可能性があります。ただし車両価格はハイブリッドグレードより150万円以上高くなるため、燃料費の節約分だけで差額を回収できるとは限りません。
セダンはハイブリッドと水素で走るFCEVの2本立て
セダンは、他の3タイプと異なりG・RSのような複数グレード展開ではなく、Z(ハイブリッド、7,300,000円)とZ(燃料電池車、8,300,000円)の2種類のパワートレインが中心という珍しい構成です(70周年記念グレードを除く、トヨタ公式サイト2026年8月28日時点)。燃料電池車は水素を燃料とし、一充填走行距離は約820km(参考値)とされています。法人利用や公用車としての需要も一定数見込まれるモデルで、個人のオーナーカーとは異なる注文の波がある点は、クラウンの納期をまとめた記事でも触れています。
任意保険料は車両価格が上がるほど高くなりやすい
任意保険料は、契約者の年齢・運転免許の色・ノンフリート等級・車両保険の有無によって大きく変わるため、一律の金額を示すことはできません。ただし一般的な傾向として、車両価格が高く、修理費用や部品代がかさみやすい車種は、車両保険をつける場合の保険料が高めになる傾向があります。クラウンは440万円台のクロスオーバーGから850万円台のセダンFCEVまで価格帯が広いため、同じ年齢・等級の条件でも、選ぶボディタイプによって保険料に数万円単位の差が出ることがあります。これはあくまで一般的な傾向であり、正確な金額は保険会社の見積りで確認してください。
燃料費はレギュラーとハイオクで年間3万円以上差が出ることがある
燃料費は、年間8,000km走行し、レギュラーガソリンを170円程度、ハイオクガソリンを190円程度(資源エネルギー庁の価格調査をもとにした編集部の目安、2026年8月時点)と仮定すると、次のようになります。クロスオーバーZ(2.5Lハイブリッド・レギュラー・22.2km/L)は年間約61,300円、クロスオーバーRS(2.4Lターボハイブリッド・ハイオク・15.7km/L)は年間約96,800円が目安です。同じクロスオーバーでも、グレードによって燃料の種類と単価が異なるため、年間3万5千円以上の差が生まれる計算になります。セダン(ハイブリッド・レギュラー・18.0km/L)は年間約75,600円が目安です。これはあくまで一例であり、実際の燃費は走行環境や運転の仕方によって変動しますし、ガソリン価格も時期によって上下します。
FCEVは水素ステーションの有無を先に確認しておきたい
セダンのFCEVグレードは、燃料費の面では魅力的な選択肢に見えますが、水素を充填できる水素ステーションの数は、ガソリンスタンドと比べてまだ限られているのが実情です。通勤経路や生活圏に水素ステーションがあるかどうかは、購入前に必ず確認しておく必要があります。これは編集部の見解になりますが、長期専門レンタカーを運営する立場から見ても、燃料インフラが限られる車種は、日常利用の柔軟性という点で通常のハイブリッド車と同じ感覚では扱えません。FCEVを検討する場合は、燃費や税制優遇だけでなく、生活圏の水素ステーション事情を含めて判断することをおすすめします。
ボディタイプ別の年間維持費シミュレーション
ここまでの内容を踏まえ、代表的なグレードで年間維持費を試算します。任意保険料は等級や年齢による差が大きいため、比較的保険料を抑えやすい条件(6万円台)と、条件次第で高くなりやすい場合(25万円台)の両方を踏まえた幅で示しています。
| ボディタイプ(代表グレード) | 車両価格(税込) | 自動車税 | 燃料費(年間目安) | 年間維持費目安 |
| クロスオーバーG(HV・レギュラー) | 5,150,000円 | 43,500円 | 約59,700円 | 約23万円台〜38万円台 |
| クロスオーバーRS(ターボHV・ハイオク) | 6,700,000円 | 43,500円 | 約96,800円 | 約27万円台〜46万円程度 |
| スポーツZ(HV・レギュラー) | 5,900,000円 | 43,500円 | 約63,900円 | 約24万円台〜40万円程度 |
| エステートRS(PHEV・免税対象) | 8,100,000円 | 0円(6年間) | 約68,000円(EV活用で減額の余地あり) | 約22万円台〜42万円程度 |
| セダンZ(HV・レギュラー) | 7,300,000円 | 43,500円 | 約75,600円 | 約24万円台〜45万円程度 |
重量税・自賠責保険料は前章の目安を用い、任意保険料の低い条件を6万円、高い条件を25万円として計算しています。実際の金額は契約条件によって上下しますので、あくまで目安としてご覧ください。
車検のたびにかかる法定費用と整備費用も見込んでおきたい
車検費用は、自賠責保険料や重量税などの法定費用に加えて、点検・整備費用がかかります。金額は依頼する整備工場やその時の車両状態によって変わるため、事前に見積りを確認しておくことが大切です。クラウンはグレードによってタイヤサイズや駆動方式(2WD・E-Four)が異なり、部品代や工賃も変わってきます。特にPHEV・FCEVグレードは、専用のバッテリーや燃料電池システムの点検が必要になる場合があるため、指定整備工場やディーラーでの点検頻度・費用感を事前に確認しておくと安心です。年間の維持費を計算する際は、車検が基本的に2年に1度であることを踏まえ、車検年は法定費用と整備費用がまとまって発生する点も予算に組み込んでおくと安心です。
維持費を年収と照らし合わせて判断する目安
車の維持費については、手取り年収の10%〜15%程度を目安にする考え方が一般的によく用いられています。これは公的な基準ではなく、家計管理の目安として広く紹介されている考え方です。例えば手取り年収500万円の場合、年間50万円〜75万円程度が維持費の目安ラインになります。クラウンの維持費(ローン・リースを除く)が23万円台〜46万円程度であることを踏まえると、車両価格の支払い方法(現金・ローン・リース)を合わせて考えたときに、手取り年収がどの程度必要かを事前にシミュレーションしておくと、購入後に家計を圧迫するリスクを減らせます。
維持費を抑えるためにできる3つの工夫
運転者限定・年齢条件を実態に合わせて保険料を見直す
運転者を本人・配偶者限定にしたり、年齢条件を実際の使用者に合わせたりするだけで、任意保険料が下がることがあります。家族の中で最も年齢が低い人を基準に設定してしまっていないか、契約内容を一度見直す価値があります。
ノンフリート等級を意識して長期的に保険料を下げる
無事故を継続すると等級が上がり、保険料の割引率も高くなります。小さな傷や単独事故で保険を使うと等級が下がり、その後数年間の保険料に影響するため、修理費用と等級ダウンによる保険料増加分を比較してから保険を使うかどうかを判断することが大切です。
年間走行距離を把握してからボディタイプ・グレードを選ぶ
年間走行距離が少ない方は、PHEVやハイオク仕様のRSグレードを選んでも、車両価格の差やハイオクとレギュラーの単価差を燃費メリットで回収しにくくなります。逆に走行距離が多い方や、日常的に自宅充電ができる方は、PHEVグレードの恩恵を受けやすくなります。購入前に、直近1年間の走行距離とよく走る道路環境を把握しておくと判断がしやすくなります。
納車待ちや購入前にクラウンと近いサイズ感を確認したい場合の選択肢
現行クラウンは4つのボディタイプに分かれているため、実車を見比べる前に「クロスオーバーとエステート、どちらが自分の生活に合うのか」で悩む方も少なくありません。また、クラウンは公式の納期目処が明示されていない時期もあり(詳しくはクラウン納期2026最新の記事で解説しています)、注文してから納車まで数ヶ月単位で待つケースもあります。
納車を待つ間や、購入前に近いサイズ感の車を試してみたい場合は、短期レンタカーを繰り返すよりも、月単位で柔軟に利用できるマンスリーレンタカーが現実的な選択肢になることがあります。マンスリーゴーは、月額26,400円〜(税別)・審査不要・自宅配車に対応した長期専門のレンタカーサービスです。任意保険・定期メンテナンス込みの料金で、カーリースのような与信審査は原則不要です。クラウンクラスの車両そのものを必ずご用意できるわけではありませんが、近いクラス感の車両でサイズ感や取り回しを確認したい場合や、納車待ちの間の生活の足を確保したい場合に、LINEで気軽にご相談いただけます。配車・引取の可否や料金は場所・距離・時間によって異なるため、詳しくは配車・引取対応エリアと条件のページをご確認ください。料金の詳細はマンスリーゴーの料金プラン、保険内容は保険・補償制度のページ、利用の流れは初めての方向けページでご確認いただけます。
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クラウンの維持費が向いている人・向いていない人
結論として、クラウンはボディタイプごとに用途がはっきりしているため、自分の使い方に合ったタイプを選べれば維持費は納得しやすい範囲に収まります。一方で、税金や燃料の種類がグレードによって細かく異なるため、価格だけを見て選ぶと想定外の負担につながることがあります。
| タイプ | 向き・不向き | 理由 |
| 街乗り中心でコストを抑えたい人 | クロスオーバーGが向いている | レギュラー仕様で車両価格・燃料費とも比較的抑えやすい |
| 自宅充電ができ、走行距離が多い人 | スポーツ・エステートのPHEVが向いている | EV走行距離を活かせば燃料費を抑えられる可能性がある |
| 水素ステーションが生活圏にない人 | セダンFCEVは要検討 | 燃料補給の選択肢が限られる |
| 走りの個性を求めてRSを選びたい人 | 要検討 | ハイオク仕様のため燃料費が他グレードより高くなりやすい |
クラウンの維持費に関するよくある質問
Q. クラウンの維持費は月々どのくらいですか?
A. 自動車税・重量税・自賠責保険料・燃料費を合計すると、月換算でおおよそ1万円台後半〜2万円台が目安です。任意保険料や車検年の整備費用、駐車場代は別途かかるため、契約条件や地域によって上下します。
Q. クラウンの自動車税はいくらですか?
A. ハイブリッド・ターボハイブリッドのグレードは、いずれも総排気量2,001cc〜2,500ccの区分に入り、年間43,500円です(2019年10月以降登録の場合)。スポーツ・エステートのPHEVとセダンのFCEVは、東京都の場合ZEV導入促進税制により、初回登録時から6年間は自動車税が免除されます。
Q. クラウンPHEV・FCEVは税金が安くなりますか?
A. 東京都においては、PHEV・FCEVグレードは自動車税(種別割)が初回登録時から6年間免除されるほか、新車購入時の重量税も軽減・免税になるケースが多いです。ただし自動車税の減免は都道府県ごとの制度のため、他の地域では内容が異なる場合があります。お住まいの自治体の最新情報をご確認ください。
Q. クロスオーバーとスポーツ、エステートで維持費はどのくらい違いますか?
A. 自動車税は排気量帯が同じため大きな差はありませんが、車両価格と燃料の種類(レギュラー・ハイオク・PHEV)によって、任意保険料と燃料費に差が出ます。特にクロスオーバーRSはハイオク仕様のため、同じクロスオーバーの中でも燃料費が高くなる傾向があります。
Q. 納車待ちの間、車が必要な場合はどうすればいいですか?
A. 月単位で利用できるマンスリーレンタカーであれば、短期レンタカーを繰り返すよりも柔軟に対応できます。納車時期が未定の場合でも、必要な期間だけ利用しやすい点が特徴です。
まとめ|クラウンの維持費はボディタイプ選びで決まる
クラウンの年間維持費は、2026年8月28日時点でボディタイプとグレードによっておおよそ23万円台から46万円程度が目安です。自動車税は排気量帯が同じ範囲に収まるためグレード間の差は小さいものの、燃料の種類(レギュラー・ハイオク・PHEV・水素)と車両価格の違いによって、燃料費や任意保険料には無視できない差が生まれます。購入前に自分の年間走行距離や生活圏の給油・充電・水素ステーション事情を踏まえて、どのボディタイプが合っているかを整理しておくことをおすすめします。
クラウンの納車を待っている間や、購入前に近いサイズ感の車を試してみたい場合は、マンスリーゴーのマンスリーレンタカーも選択肢のひとつです。任意保険・整備込みの料金で、審査不要、LINEでの相談から利用の流れまで、初めての方向けページでご確認いただけます。あわせて、クラウンの納期の最新状況をまとめたクラウン納期2026最新の記事もご参考にしてください。
※本記事の情報は2026年8月28日時点のものです。価格・税制・燃費・料金は変更される可能性があるため、最新情報はトヨタ公式サイトおよび販売店、各自治体の窓口でご確認ください。

