「レヴォーグはひどい」という評判の多くは、車そのものの欠陥ではなく、燃費・価格・乗り心地に対する期待とのズレから生まれています。2026年6月の一部改良後のレヴォーグは、全6グレードが1.8L水平対向ターボとAWDの組み合わせで、価格は363万円から468万6,000円(税込)、WLTCモード燃費は13.8km/Lです。
後悔している人の理由をたどると、「街乗り中心で燃費が想像以上に伸びなかった」「乗り出し価格が予算を超えた」「初期型の中古を選んで不具合対応が続いた」といった、購入前に確認できたはずの点がほとんどです。この記事では、公式データと実際の口コミをもとに、レヴォーグで後悔しやすいポイントと、買って満足しやすい人の条件を整理します。情報は2026年10月29日時点のものです。
レヴォーグが「ひどい」と言われる理由は燃費・価格・期待とのズレに集中している
レヴォーグへの不満は、大きく分けて燃費、価格、乗り心地、初期型の品質、サイズや操作系の5つに集中しています。走行性能、安全装備、荷室の使い勝手については、オーナーの口コミでも評価が高い傾向があり、「何もかもひどい車」と評価されているわけではありません。
| 不満の内容 | 主な背景 | 後悔しやすい人 |
|---|---|---|
| 燃費が悪い | 1.8Lターボ+AWDで市街地モード10.1km/L | 街乗り中心でハイブリッド並みを期待した人 |
| 価格が高い | 車両価格363万円〜468万6,000円 | ワゴンを300万円台前半で探していた人 |
| 乗り心地が硬い | 年式やグレード、足回りの仕様で差が大きい | 初代のスポーツグレードを試乗せずに買った人 |
| 不具合が多い | 2020〜2021年製造の初期型でリコールが続いた | 対策状況を確認せず中古を選んだ人 |
| 扱いにくい | 全幅1,795mm、最低地上高145mm、大型画面の操作 | 狭い駐車場や段差の多い環境で使う人 |
表のとおり、不満の多くは「どんな使い方をするか」と結びついています。逆にいえば、自分の使い方に当てはめて確認すれば、後悔はかなり避けられます。以下で項目ごとに、数字と条件を具体的に見ていきます。
街乗り中心だと燃費は10km/L前後を前提に予算を組みたい
レヴォーグで最も後悔の声が多いのは燃費です。SUBARU公式の主要諸元(2026年6月版)では、WLTCモード燃費は全グレード共通で13.8km/L、内訳は市街地モード10.1km/L、郊外モード14.5km/L、高速道路モード15.8km/Lです。使用燃料は無鉛レギュラーガソリンで、燃料タンク容量は63Lです。
注目したいのは市街地モードの10.1km/Lです。信号の多い街中や、片道数kmの短距離通勤が中心の使い方では、この数字に近いか、季節によってはさらに下回ると考えておいた方が安全です。口コミサイトのオーナーレビューでも、街乗り中心で11km/L前後、エアコンを多用する夏場は9km/L前後という声が見られます。一方、高速道路の巡航が多い人は15km/L前後まで伸びるという評価もあり、走り方による差が大きい車です。
月に1,000km走る場合の燃料代を、ガソリン価格を1Lあたり160円と仮定して試算すると、次のようになります。
| 想定燃費 | 月1,000kmの給油量 | 月の燃料代(試算) |
|---|---|---|
| 10.1km/L(市街地モード) | 約99L | 約15,800円 |
| 13.8km/L(WLTCモード) | 約72L | 約11,600円 |
| 20.0km/L(ハイブリッド車の例) | 約50L | 約8,000円 |
この試算では、街乗り中心のレヴォーグと燃費20km/Lのハイブリッド車の差は月約7,800円、年間で約9万円になります。ガソリン価格や走行距離が変われば金額も変わりますが、「レギュラー仕様だから燃料代は気にならない」と考えて購入すると、ここで後悔しやすくなります。燃費を最優先するなら、同じワゴンでもハイブリッドを選べる車種と比較してから決めるのが現実的です。
車両価格363万円からに諸費用とオプションが加わり、割高に感じる人が多い
2026年6月4日に発表された一部改良モデルの価格は、SUBARUのニュースリリースで次のとおり公表されています。改良に合わせて、一部グレードは33,000円または55,000円の値上げとなりました。
| グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|
| Smart Edition EX | 3,630,000円 |
| V-SPORT | 3,685,000円 |
| GT-H EX | 3,795,000円 |
| STI Sport EX | 4,411,000円 |
| STI Sport EX Black Interior Selection | 4,411,000円 |
| STI Sport R-Black Limited | 4,686,000円 |
この金額は車両本体価格であり、実際の支払額には登録諸費用、税金、ディーラーオプションなどが加わります。オーナーの口コミには、上位グレードにオプションを加えて総額が600万円に迫ったという声もあります。最も手頃なSmart Edition EXでも、見積もりの段階で予算を超えるケースは珍しくありません。
ただし、全車にAWDと1.8Lターボ、先進運転支援システムのアイサイトXが組み合わされている点を考えると、装備内容に対して極端に高いわけではありません。「ステーションワゴンが欲しいだけ」なのか、「AWDと運転支援を重視したワゴンが欲しい」のかで、価格の受け止め方は大きく変わります。見積もりは本体価格ではなく、乗り出し総額と3〜5年の燃料代を合わせて比較することをおすすめします。
乗り心地が「硬い」という評価は年式とグレードで大きく変わる
「レヴォーグは乗り心地が硬くて疲れる」という評判は、主に2014年に登場した初代(VM型)のスポーツグレードに向けられたものです。口コミでは、初代1.6GT-Sについて「段差の衝撃が大きく、市街地では疲れる」という声がある一方、「高速道路では安定していて問題ない」という評価も見られます。
2020年に登場した現行の2代目(VN5型)では、乗り心地への評価が大きく変わっています。STI Sport系のグレードには電子制御ダンパーとドライブモードセレクトが装備され、Comfortモードを選ぶと乗り心地が良いという試乗評価やオーナーレビューが多く見られます。標準系グレードについても「前のスバル車より静かになった」「段差の収まりが早い」という声があります。
それでも、ミニバンやSUVのふんわりした乗り心地に慣れている人は、引き締まった足回りを硬いと感じる可能性があります。特に後席に家族を乗せる機会が多い人は、ディーラー周辺の短い試乗コースだけで判断せず、普段走る道に近い段差や荒れた路面で、後席にも座って確かめておくと安心です。
2020〜2021年製造の初期型を中古で選ぶならリコール対応の確認が欠かせない
「レヴォーグは不具合が多くてひどい」という声の背景には、現行型の発売直後に届出が続いたリコールや改善対策があります。国土交通省とSUBARUが公表している主な届出は次のとおりです。
| 届出日 | 不具合の部位 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 2021年3月5日 | 電動ブレーキブースタ | 2020年11月〜2021年2月製作、12,094台 |
| 2021年4月1日(改善対策) | 衝突被害軽減ブレーキの制御プログラム | 2020年11月〜2021年3月製作、18,507台 |
| 2021年11月18日 | 電動パーキングブレーキの制御プログラム | 初期製造車の一部 |
| 2023年11月9日 | インヒビタスイッチ(シフト位置検知) | 2021年2月〜7月製作、9,645台 |
電動ブレーキブースタのリコールでは、国土交通省の公表資料によると、ブレーキペダルの踏み込み量を誤認識し、警告灯の点灯やペダルが重くなるおそれがあるとされました。いずれも無償修理の対象であり、対策済みであれば必要以上に心配する必要はありません。また、2026年2月にも2025年12月製作の一部車両で電動パワーステアリングのコネクタに関するリコールが届け出られています。
中古車を選ぶ場合は、販売店に車台番号を伝えて未実施のリコールがないかを確認するか、SUBARU公式のリコール情報ページで対象かどうかを調べてください。整備記録簿にリコール実施の記載があるかも確認しておくと安心です。初期型は中古価格がこなれている分、対策の実施状況で満足度が分かれやすい年式です。
新車の2.4Lターボは在庫対応のみで、今から選べるのは実質1.8Lになる
「レヴォーグの2.4Lに乗りたかったのに買えない」という不満も、最近の後悔理由の一つです。SUBARU公式の工場出荷時期目処では、2026年10月9日時点で2.4Lグレードは「在庫対応のみ」とされ、2026年6月改良モデルの価格表に並ぶのは1.8Lグレードだけです。2.4Lを希望する場合は、販売店の在庫車か中古車から探すことになります。
1.8Lエンジンの最高出力は177PS、最大トルクは300N・mで、1,600回転という低い回転数から最大トルクを発生します。日常の合流や坂道で力不足を感じる場面は少ないものの、口コミには「アクセルを踏んでから加速するまでに一瞬の間がある」という声もあります。2026年6月の改良では、SI-DRIVEの全モードで加速レスポンスが向上し、Sモードにはアクセル操作に応じて特性を切り替える新しい制御が採用されました。加速の反応が気になっていた人は、改良後のモデルで改めて試乗してみる価値があります。
全幅1,795mmや大型ディスプレイの操作性は短い試乗では気づきにくい
レヴォーグのボディサイズは全長4,755mm、全幅1,795mm、全高1,500mm(ルーフアンテナを含む数値で、ルーフ高は1,480mm)、最小回転半径は5.5mです。全高は多くの機械式立体駐車場の制限内に収まりますが、全幅1,795mmは駐車場によっては制限ぎりぎりになります。自宅や職場の駐車場の幅の上限は、購入前に必ず確認しておきたいポイントです。
また、最低地上高は145mmで、乗用ワゴンとしては標準的ですが、SUVと比べると低めです。コンビニの輪止め、急な段差、深い積雪路では、フロント下部の接触に気を遣う場面があります。雪道や未舗装路を走る機会が多い人は、最低地上高を高めたレヴォーグ レイバックや、スバルのSUVも比較対象に入れると判断しやすくなります。
室内では、11.6インチの縦型センターディスプレイに多くの設定機能が集約されています。地図の先が見やすいと評価する声がある一方、物理スイッチに慣れた人は、走行中に操作したい項目を画面の中から探すことに戸惑う場合があります。試乗の際は走るだけでなく、停車中にエアコンやオーディオ、運転支援の設定を自分で操作してみると、日常の使い勝手を判断しやすくなります。
荷室と長距離の安定感を重視する人は、レヴォーグを選んで満足しやすい
不満点がある一方で、レヴォーグを選んで満足している人の評価は、荷室の使いやすさ、高速道路での安定感、運転支援の完成度に集まっています。荷室容量は床上と床下のサブトランクを合わせて561Lとされ、5人乗車時でもゴルフバッグやキャンプ用品を積みやすい形状です。後席を倒せば長い荷物も積めるため、「SUVほど背は高くなくてよいが、荷物はしっかり積みたい」という人にとって使い勝手の良いサイズ感です。
AWDと低重心の水平対向エンジンによる安定感は、雨の高速道路や長距離移動で実感しやすい部分です。全車標準のアイサイトXには、渋滞時に一定条件下でハンドルから手を離せる機能も含まれており、週末に数百km走る人ほど疲れにくさを評価しています。毎日の短距離移動よりも、長い距離をまとめて走る使い方で良さが出やすい車だといえます。
| 使い方・重視する点 | 判断の目安 |
|---|---|
| 高速道路や長距離移動が多い | 満足しやすい |
| 荷物が多く、立体駐車場も使う | 満足しやすい(全幅は要確認) |
| 雨や雪の日も運転する | 満足しやすい(深い雪は最低地上高に注意) |
| 片道数kmの街乗りが中心 | 燃費面で後悔しやすい |
| 燃料代を最優先したい | ハイブリッド車と比較したい |
| 車両価格を300万円台前半に抑えたい | 予算超過になりやすい |
同じステーションワゴンでも、燃費と価格を優先するならトヨタのカローラツーリング、地上高と雪道の安心感を優先するならレヴォーグ レイバックが比較対象になります。どれが優れているかではなく、自分の使い方でどの弱点が気にならないかで選ぶと、購入後のズレを減らせます。
納車まで約2ヶ月かかるため、手放す時期とのすき間も計画に入れたい
SUBARU公式の工場出荷時期目処では、レヴォーグの1.8Lグレードは2026年10月9日時点で「2ヵ月程度」です。これは工場から出荷されるまでの目安で、実際の納車までには販売店への輸送や納車準備の期間が加わります。オプションやボディカラーの組み合わせによっては、さらに時間がかかる場合もあります。
後悔の理由として意外に多いのが、「下取りの時期を早めに決めてしまい、納車までの数週間に車がなくなった」というケースです。通勤や家族の送迎で毎日車を使う人は、今の車を手放す日と新しい車が届く日の間に、すき間ができないかを契約前に販売店と確認しておきましょう。スバル車全体の納期の傾向は、スバル車種別の納期一覧でも整理しています。
短期レンタカーを日単位で借り続けると、1ヶ月では費用がかさみやすくなります。数週間から数ヶ月のつなぎが必要な場合は、月単位で借りられる長期レンタカーも比較対象になります。マンスリーゴーのツーリングワゴン(4WD)クラスは、インプレッサスポーツなどの4WDワゴンを、2026年10月時点で1ヶ月102,000円(税込112,200円)、1週間36,400円(税込40,040円)で利用でき、任意保険と定期メンテナンスが料金に含まれています。レヴォーグそのものを用意するクラスではなく、車種や年式は指定できませんが、4WDワゴンのサイズ感を日常の中で確かめる手段にもなります。料金の詳細はツーリングワゴン(4WD)クラスの料金ページで確認できます。
結局、レヴォーグは長距離とAWDの安心感に価値を感じる人に向いている
レヴォーグは「ひどい車」ではありませんが、誰にでも向く車でもありません。高速道路や長距離の移動が多く、荷物をしっかり積みたい人、雨や雪の日も安心して走りたい人にとっては、価格に見合った満足感を得やすい1台です。
反対に、街乗り中心で燃料代を抑えたい人、車両価格を300万円台前半に収めたい人、段差や狭い駐車場の多い環境で使う人は、購入前に燃費の試算、乗り出し総額、駐車場の寸法を確認しておかないと後悔しやすくなります。中古の初期型を選ぶ場合は、リコール対応の実施状況を確認することが欠かせません。
評判の良し悪しよりも、自分の使い方に当てはめて「どの弱点なら許容できるか」を判断することが、レヴォーグで後悔しないための一番の近道です。
レヴォーグの評判についてよくある質問
レヴォーグはハイオク指定ですか?
2026年6月改良モデルの1.8Lエンジンは、無鉛レギュラーガソリン指定です。SUBARU公式の主要諸元で確認できます。在庫車や中古車で2.4Lモデルを検討する場合は、燃料の指定が異なることがあるため、車両の諸元表や給油口の表示で確認してください。
レヴォーグの実燃費はどのくらいですか?
街乗り中心では10〜11km/L前後、高速道路中心では15km/L前後になるという口コミが多く見られます。公式のWLTCモード燃費は13.8km/Lで、市街地モードは10.1km/Lです。夏場のエアコン使用や短距離移動の繰り返しでは、さらに下がることがあります。
レヴォーグとレヴォーグ レイバックはどちらを選ぶべきですか?
走りの一体感と立体駐車場への入れやすさを重視するならレヴォーグ、雪道や段差での余裕を重視するならレイバックが候補になります。レイバックは最低地上高が高い分、全高も高くなるため、駐車場の高さ制限を確認してください。レイバックで後悔しやすい点はレヴォーグ レイバックの購入ガイドで解説しています。
中古のレヴォーグを買うときに必ず確認したいことは何ですか?
リコールと改善対策が実施済みかどうかを、最初に確認してください。特に2020年11月から2021年にかけて製造された初期型は、複数のリコール対象期間に含まれています。あわせて、整備記録簿、走行距離、修復歴の有無、タイヤの摩耗状態も確認しておくと安心です。
納車待ちや購入前の試用で、月単位の車が必要な方へ
マンスリーゴーは、1週間または1ヶ月単位で利用できる長期レンタカーサービスです。任意保険と定期メンテナンスを含む料金体系で、カーリースのような与信審査は原則不要です。契約手続きはオンラインで完結し、空車状況や配車日の目安はLINEで相談できます。東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城で配車・引取に対応しており、料金や対応可否は場所や距離によって異なります。
ご利用は23歳以上かつ免許取得から3年以上の方が対象で、グリーン免許の方はご利用いただけません。車両はクラス単位でのご案内となり、レヴォーグなど特定の車種や年式を指定することはできません。料金は車両クラス別の料金プラン、補償内容は保険・補償のページ、配車・引取の条件は配車・引取の対応エリアと料金でご確認ください。

