結論から言うと、WRX S4を買って後悔しやすいのは、硬めの乗り心地を日常の段差で感じ続ける人、後席を日常的に使う人、維持費をコンパクトカー並みに見積もっていた人です。逆に、AWDターボならではの安定感を街乗りでも楽しみたい人や、後席をほとんど使わない人にとっては、満足度の高い一台になりやすい傾向があります。検索でよく見かける「速すぎる」「維持費が高い」といった声の中身を、2026年10月時点のSUBARU公式情報と合わせて整理しました。
WRX S4を買って後悔する人に共通するのは「性能不足」ではない
WRX S4の後悔に関する声を調べると、馬力や走行性能そのものへの不満はほとんど見当たりません。多くは、乗り心地の硬さ、ハイオク指定とAWDによる維持費の重さ、CVTに対する感覚のズレ、後席の使用感という4つに集約されます。いずれも「性能が低いから後悔した」のではなく、「自分の使い方と車の特性が噛み合わなかった」ことが原因です。以下では、この4つを順番に見ていきます。
乗り心地の硬さは段差の多い道を日常的に走る人ほど気になりやすい
WRX S4は、ハンドリング性能を重視したスバルグローバルプラットフォームを採用しています。SUBARU公式サイトでも「自分の思った通りに反応してくれて、乗り心地も快適」と紹介されています。ただし、スポーツセダンとしての応答性を高めるためのサスペンション設定は、コンパクトカーやミニバンと比べると硬さを感じやすいのも事実です。
自宅周辺に継ぎ目の多い道路や段差の激しい駐車場がある場合、この硬さを毎日感じることになります。試乗では数分〜十数分しか走らないため気づきにくく、納車後に「思ったより硬い」と感じて後悔するケースが見られます。購入前には、できるだけ普段使う道に近いルートで試乗することをおすすめします。
ハイオク指定とAWDで、年間の燃料費は普通車よりどれくらい重くなるか
WRX S4はSUBARU公式のFAQでも案内されている通り、ハイオク(プレミアムガソリン)指定の車両です。レギュラーガソリンでも走行は可能とされていますが、エンジンの性能を十分に発揮できないとSUBARU自身が説明しています。
ハイオクはレギュラーよりも1Lあたり10円前後高く販売される傾向があります(時期や給油するスタンドによって変動します)。WLTCモード燃費は10.7〜10.8km/L(2026年10月時点のグレード一覧ページより)です。年間8,000km走行する場合、給油量は単純計算で約750Lとなり、オクタン価の差額だけで年間7,000〜8,000円程度、レギュラー指定の同クラス車より負担が増える計算です。これに加えて燃費自体がコンパクトカーより低いため、ガソリン代の絶対額も相応に大きくなります。維持費をコンパクトカーの感覚で見積もっていると、この差に後から気づいて後悔しやすくなります。
自動車税は排気量によって税額が変わり、2.4Lクラスのエンジンは2,000ccを超える税率区分が適用されます。また、排気量が大きく出力の高い車は、保険会社の料率クラスによって任意保険料が高くなる傾向があります。正確な金額は車検証の排気量表示と、契約予定の保険会社の見積もりで確認することをおすすめします。
CVTでも「スポーツカー感がない」と感じる人の共通点
WRX S4の現行モデルに搭載されているのは、SUBARU独自の自動無段変速機「スバルパフォーマンストランスミッション」です。公式サイトでは「熟練ドライバーが操作するMTのような変速感覚」と説明されていますが、マニュアル車やデュアルクラッチ式の変速機が持つ、ギアが入る瞬間の機械的な感覚とは異なります。
WRX STIなど過去のマニュアル車や、他社のDCT搭載スポーツモデルを期待して購入すると、この違いに物足りなさを感じる人がいます。一方で、普段の通勤や街乗りでの扱いやすさを重視する人にとっては、滑らかな変速はむしろ扱いやすさとして評価されるポイントです。「スポーツカーらしい変速感」を最優先する人ほど、事前に試乗で確認しておく価値があります。
後席を日常的に使う人は荷室と開口部の余裕を事前に確認したい
WRX S4はセダン形状の4ドア車で、SUBARU公式の諸元情報によると荷室フロア幅(ホイールハウス間)は1,100mm、荷室フロア長は1,001mm、荷室高は500mmです。数値だけ見ると一定の容量は確保されていますが、セダンはハッチバックやミニバンと違い、トランクの開口部が荷室内部より狭くなっている車種が多く、ゴルフバッグやベビーカーなど大きな荷物の出し入れがしにくいと感じる人がいます。
後席についても、スポーツセダンらしい低めのルーフラインの影響で、チャイルドシートの固定や、小さな子どもの乗せ降ろしを毎日行う家庭では窮屈さを感じやすい傾向があります。後席や荷室を日常的に使う予定がある場合は、実際に荷物を積んでみる、子どもを乗せてみるなど、カタログの数値だけに頼らない確認が欠かせません。
【2026年10月時点】現行WRX S4は生産終了・在庫のみという事実が購入判断に影響する
SUBARU公式サイトの案内によると、現行WRX S4は生産終了に伴い、販売店の在庫対応のみとなっています。さらに、現行モデルをもってSTI Sportグレードの展開自体も終了することが明記されています(2026年10月時点)。
つまり、これから新車でWRX S4を購入する場合、選べるのは販売店に残っている在庫車のみで、好きなボディカラーやオプションを自由に組み合わせた注文はできない可能性があります。また、現行世代の生産が終わっているという事実は、将来的な中古車相場や、乗り続けた場合の部品供給のスケジュールにも関わってくる要素です。次期モデルの発表時期や方向性は本記事執筆時点で公式に確定した情報がなく、断定はできません。購入を検討している場合は、在庫状況や今後の見通しを販売店に直接確認することをおすすめします。
グレード別の価格・燃費(2026年10月時点・SUBARU公式サイトより)
| グレード | 価格(税込) | WLTC燃費 | 残価設定クレジット月々 |
|---|---|---|---|
| STI Sport R-Black Limited Ⅱ | 5,302,000円〜 | 10.7km/L | 別途確認 |
| STI Sport R-Black Limited | 5,302,000円〜 | 10.7km/L | 21,500円〜 |
| STI Sport R EX | 5,027,000円〜 | 10.7km/L | 20,500円〜 |
| GT-H EX | 4,477,000円〜 | 10.8km/L | 18,100円〜 |
上記の価格はSUBARU公式サイトに掲載されている参考価格で、販売店が独自に設定する実勢価格や、オプション装備、リサイクル料金・税金・登録費用などは含まれていません。2026年10月時点で現行モデルは生産終了に伴う在庫対応のみのため、グレードやボディカラーによっては希望する組み合わせが手に入らない場合があります。正確な金額と在庫状況は、購入前に必ず販売店へ直接確認してください。
試乗だけでは分からない「後悔ポイント」を事前に確認する方法
試乗だけでは分からない後悔ポイントを事前に確認する方法は、実際の生活パターンに近い形で数日〜数週間使ってみることです。乗り心地の硬さ、ハイオク指定の燃料コスト、CVTの変速感覚、後席の使用感は、いずれも数分の試乗だけでは実感しにくいポイントだからです。
通勤や買い物、子どもの送り迎えなど、普段の移動パターンの中で数日〜数週間使ってみると、段差の多い道での乗り心地や、ハイオク給油を続けた場合の燃料費の感覚、後席やトランクを日常的に使ったときの余裕度が、試乗よりもはっきり見えてきます。マンスリーゴーのような長期レンタカーサービスは、週単位・月単位での利用を前提としており、購入前の使用感確認や、納車待ち・車検期間中のつなぎ車としての利用に向いています。料金には任意保険や定期的なメンテナンス費用が含まれており、車のリース契約のような与信審査は原則不要で、申し込みから契約までオンラインで完結します。配車・引き取りに対応しているかどうかはエリアによって異なるため、利用を検討する場合はLINEで車両の空き状況を確認するとスムーズです。
AWD車を数日〜数週間試しに使ってみたい場合は、マンスリーゴーの車両空き状況とLINE相談窓口から確認できます。
WRX S4を買って後悔しない人・後悔しやすい人の違い
後悔しやすいのは、AWDターボならではの硬めの乗り心地や維持費の重さを「乗ってみれば慣れる」と楽観視したまま契約してしまう人です。段差の多い道を日常的に走る、後席やトランクを頻繁に使う、月々の燃料費を低めに見積もっている場合は、購入前にもう一段階の確認をおすすめします。
一方で後悔しにくいのは、AWDターボならではの安定した走りを街乗りでも積極的に楽しみたい人、後席をほとんど使わない人、ハイオク仕様の維持費を事前に織り込んでいる人です。現行モデルが生産終了・在庫のみという状況を理解したうえで、残っている在庫車の中から選ぶ覚悟がある人にとっては、納得度の高い一台になりやすいといえます。在庫状況だけでなく購入タイミングそのものを迷っている場合は、車を買うタイミングを見送った方がいい人の特徴も参考になります。
よくある質問
WRX S4は人気がないというのは本当ですか?
販売台数の規模だけで見ると、ミニバンやコンパクトSUVのような量販車種と比べて少ないのは事実ですが、これはスポーツセダンという車種自体の市場が小さいことが主な理由です。2026年10月時点では現行モデルの生産も終了しており、今後は新車の選択肢自体がさらに限られていきます。
WRX S4は壊れやすいですか?
公的な統計として「壊れやすい」と裏付ける情報は確認できません。AWDターボ車は構造上、点検項目がコンパクトカーより多くなる傾向があるため、定期的な点検・整備を怠らないことが重要です。具体的な故障傾向は、購入予定の年式・グレードの整備記録を販売店に確認することをおすすめします。
WRX S4は普段使いでも大丈夫ですか?
通勤や買い物など一般的な普段使いは可能です。ただし後席やトランクを日常的に使う家庭や、段差の多い道を頻繁に走る環境では、乗り心地や積載面で窮屈さを感じる場面があります。普段の生活パターンに近い条件で試乗や試用をしておくと、購入後のギャップを減らせます。
WRX S4はレギュラーガソリンでも走れますか?
走行自体は可能ですが、SUBARU公式の案内によると、レギュラーガソリンを使用した場合はエンジンの性能を十分に発揮できないとされています。燃料コストを抑えたい場合は、購入前に年間の燃料費の目安を試算しておくことをおすすめします。
まとめ|WRX S4で後悔しないために確認しておきたいこと
WRX S4を買って後悔しやすいのは、硬めの乗り心地・ハイオク指定の維持費・CVTの変速感覚・後席の使用感という4つの特徴が、自分の使い方と合わなかった場合です。反対に、AWDターボの走りを積極的に楽しみたい人や、後席をあまり使わない人にとっては満足度の高い一台になりやすい車種です。2026年10月時点で現行モデルは生産終了・在庫対応のみとなっているため、購入を検討する場合は在庫状況を早めに販売店へ確認してください。
乗り心地や燃料費、後席の使用感を購入前に具体的に確かめたい場合は、1週間・1か月単位で利用できるマンスリーゴーの料金・在庫状況を確認してみるのも一つの方法です。
他のスバル車での後悔ポイントも比べておきたい場合は、クロストレックやレイバックの後悔ポイントをまとめた記事も参考になります。
マンスリーゴーの利用には、年齢23歳以上・運転免許保有歴3年以上などの利用条件があり、本人確認や運転免許の確認、支払い方法の確認などの手続きが必要です。「与信審査が原則不要」という案内は、車のリース契約のような信用情報に基づく審査がないという意味であり、誰でも無条件で利用できるという意味ではありません。利用条件の詳細は、申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
新車購入以外にも、車のリース、カーシェア、短期レンタカーなど、車を使う方法はいくつかあります。数年単位で乗り続ける予定なら購入やリースが向いていますが、納車待ちや車検期間など数週間〜数か月だけ車が必要な場合は、短期レンタカーを繰り返すよりも、マンスリーゴーのような長期レンタカーの方が1日あたりの単価を抑えやすい傾向があります。用途や期間に応じて、最適な選択肢を比較検討することをおすすめします。

