羽田空港は東京都心からもっとも近い空港として知られています。
公共交通機関も乗り入れていて、都心への移動も比較的便利といえます。
電車やバスを使った移動もよいですが、おすすめしたいのがレンタカーの乗り捨て利用です。
乗り捨て利用であれば、レンタカーを再度空港まで返却する必要はありません。
荷物がたくさんになったとしても、車に乗せて移動できるため便利です。
本記事では、羽田空港からレンタカーの乗り捨てを利用した場合の料金や予約・活用方法について徹底解説します。
羽田空港からレンタカーを乗り捨てするメリット
羽田空港からの移動において、鉄道やバスなどの公共交通機関で移動する選択肢もある中で、レンタカーを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。
羽田空港からレンタカーを乗り捨てするメリットについて解説します。
出発地と返却地を自由に設定できる
レンタカーの乗り捨て利用であれば、出発地と返却地を自由に設定でき、同じ場所(今回であれば羽田空港)に再度車を返却する必要はありません。
空港に行く時は、おもに遠方への移動や旅行するときです。
空港に到着した日は移動が便利になりますが、再度空港に車を返却しないといけないのは負担に感じるでしょう。
そのため、レンタカーを目的地で乗り捨てできるのは大きなメリットとなります。
公共交通機関を使わずにすぐ移動できる
レンタカーを利用すれば、羽田空港に乗り入れている公共交通機関を使わなくても移動可能です。
公共交通機関はコストを考えるとお得ですが、時間帯によっては混雑しています。
鉄道だと座れないこともあり、バスだと予約が取れないこともあるでしょう。
一方で、レンタカーの乗り捨てであれば、好きなタイミングで自由に目的地を決められて、好きな経路で移動できます。
参考までに、羽田空港に乗り入れている公共交通機関を以下で紹介します。
- 鉄道
鉄道は、京急とモノレールが乗り入れています。
京急は品川方面と横浜方面に向かう電車があり、同じホームから出発します。
乗り間違えないようにしましょう。
羽田空港からの主要駅までの所要時間と運賃は、以下のとおりです。
- 京急
行先 所要時間 運賃 品川 14分 327円 横浜 28分 397円 浅草(雷門) 36分 635円 押上(東京スカイツリー) 39分 635円 新宿 33分 535円 渋谷 26分 505円 原宿(表参道) 29分 505円 引用:京浜急行電鉄「電車でアクセス | 羽田空港へ行く | 京浜急行電鉄(KEIKYU)」
※新宿・渋谷・原宿へは、品川からJRへの乗り換えが必要
- モノレール
行先 | 所要時間 | 運賃 |
---|---|---|
浜松町 | 約20分 | 520円 |
東京 | 約30分 | 690円 |
上野 | 約40分 | 700円 |
- 車
車移動は、高速バスやタクシーがあります。
高速バスは東京都心方面だけではなく、関東全域(神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城)に向かって走っています。
関東圏以外に向かうバスもあり、幅広い方面に向かうバスが走っているのが特徴です。
バスはリーズナブルな価格設定が魅力的ですが、所要時間が交通状況に左右されてしまうのがデメリットです。
タクシーは自分で運転することなく目的地に辿り着けますが、費用が高くなるのがデメリットです。
羽田空港での乗り捨てレンタカー料金相場
羽田空港からレンタカーを乗り捨て利用した場合、おおよその料金はどの程度になるのでしょうか。
羽田空港での乗り捨てレンタカー料金相場について解説します。
乗り捨て料金の相場
羽田空港から利用する乗り捨てレンタカー料金は、レンタカー会社や出発地と返却地の距離、エリアによって異なります。
20kmまで無料で、その後10kmごとに約1,000円加算されるレンタカー会社が多いです。
できる限り料金が安いレンタカー会社(格安レンタカー)を選ぶのもおすすめですが、普段からレンタカー会社を利用していて会員などになっている場合は、そのレンタカー会社を選ぶのもよいでしょう。
車種別の料金相場
車種別の料金相場を紹介します。
利用時期によって料金の変動がありますが、おおよその目安として参考にしてください。
コンパクトカー:8,900円/日〜 スタンダード:8,900円/日〜 高級車:25,800円/日〜 RV・ミニバン・ワゴン:13,200円/日〜 ワンボックス:13,200円/日〜 エコカー:10,010円/日〜 |
レンタカー会社ごとに値段は異なります。
料金を抑えるための方法
羽田空港からレンタカーの乗り捨て利用する場合の料金を抑えるためには、以下のような方法があります。
- レンタカー会社が設けている格安利用サービスを使う
レンタカー会社によって、独自のサービスやキャンペーンを設定していることがあります。
たとえば、通常であれば距離に応じて料金が加算されるものの、同一県内であれば乗り捨て手数料を無料にしているレンタカー会社もあります。
- 格安レンタカーを利用する
いわゆる「格安レンタカー」を利用すれば、大手レンタカー会社より格安価格でレンタカーを利用できる可能性があります。
ただ、格安レンタカーは空港から少し離れた場所に位置することが多く、営業所までの移動時間がかかることがあります。
空港から無料送迎が出ている場合がありますが、移動に多少の時間を要することは頭に入れておきましょう。
羽田空港で乗り捨てレンタカーを予約する方法と流れ
実際に、乗り捨てレンタカーを利用するときは、どのような手続きを踏んでいけばよいのでしょうか。
羽田空港で乗り捨てレンタカーを予約する方法と流れについて解説します。
オンライン予約の流れと事前準備
羽田空港からレンタカーを乗り捨てで利用する場合は、オンライン予約を済ませておきましょう。
オンライン予約は、以下のような流れで進めていきます。
利用日時や車種、条件を選ぶ 希望した条件で空き状況を確認 必要事項を記入して申し込み 電子契約書が送られてくるのでサイン 料金を支払って予約完了! |
あとは、当日羽田空港にてレンタカーを受け取りましょう。
羽田空港内のレンタカーカウンターでの手続き
料金の支払いや必要事項の記入は終わっているので、カウンターでは受付を済ませて所定の場所へ案内してもらいレンタカーを受け取ります。
羽田空港内には、以下のレンタカー会社のカウンターがあります。
- オリックスレンタカー
- タイムズ カー
- 日産レンタカー
- ニッポンレンタカー
- トヨタレンタカー
該当しないレンタカー会社を利用する場合は、指定の場所に行って案内を待ちましょう。
キャンセルや変更時の手続き方法
予約をキャンセルした場合は、キャンセル料がかかることがあります。
利用予定日の6日前からキャンセル料が発生するケースが多いです。
以下のように、利用予定日に近くなればなるほど、キャンセルする側の負担が大きくなります。
<キャンセル料金例>
利用予定日の7日前まで:無料 利用予定日の6日〜3日前:基本料金の20% 利用予定日の2日前〜前日:基本料金の30% 当日(無連絡):基本料金の50%※限度は6,600円(税込) |
予約の変更は、レンタカー会社の公式WEBページまたはアプリから行えます。
レンタカー会社ごとに、予約変更が可能な期限が異なる場合があるため注意が必要です。
不安な方は、利用するレンタカー会社に電話で問い合わせて確認しましょう。
羽田空港で乗り捨てレンタカーを利用する際の注意点
羽田空港で乗り捨てレンタカーを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
乗り捨て対応エリアの確認
乗り捨て対応エリアについて確認しておきましょう。
目的地の近辺に営業所がないと、乗り捨てができません。
また、同じレンタカー会社でも、乗り捨てに対応していない営業所の可能性もあるため注意しましょう。
乗り捨て利用時に確認すべき保険や補償内容
契約時には、保険の補償内容はどうなっているのかきちんと確認しておきましょう。
補償内容はレンタカー会社ごとに異なるため、注意が必要です。
おもなチェックポイントは、以下のとおりです。
- 車両保険がついているのか
- 対人・対物補償は無制限なのか
- 免責事項は利用者負担か、一定額の補償つきなのか
返却時の注意点(ガソリン、清掃など)
車を返却するときには、原状回復(車を借りた状態と同じように戻す)を基本に考えます。
ガソリン満タンの状態にして、車内を綺麗にした状態で返却するようにしましょう。
また、車を借りる際には、レンタカー会社の担当者とともに車体の傷や凹みのチェックをきちんと行いましょう。
返却時にトラブルが起きないよう、借りる前に気になる箇所があればレンタカー会社の担当者に伝えたり写真を撮ったりしておくことをおすすめします。
羽田空港からのレンタカー乗り捨ては、利用方法をきちんと確認してから行いましょう
本記事では、羽田空港からレンタカーを乗り捨てで利用した場合の料金や予約・活用方法を徹底解説しました。
一度借りたレンタカーを再度羽田空港に返却する必要がないことは、大きなメリットです。
たしかに、羽田空港には公共交通機関が乗り入れていて、東京都心や関東近郊に出やすい場所にあります。
しかし、時間帯によって公共交通機関は混雑しているため、たくさんの荷物を持って移動するのは負担がかかります。
自由に時間を設定して、好きな経路でパーソナルスペースを確保して移動できるのも、レンタカー移動のメリットです。
ただし、目的地に乗り捨て可能な営業所がないと効率がよいレンタカー利用とはいえません。
羽田空港からレンタカーの乗り捨て利用を検討する場合は、予算と相談しながら利用方法をきちんと確認して行いましょう。